新型コロナの影響で需要が増えた
感染症対策の強化により、医療機関だけでなく幅広い業種で使い捨て手袋の着用が広がりました。それ以来、飲食店や清掃業者でも衛生意識が高まり、ニトリル手袋の使用頻度が大きく伸びています。
従来は限定的だった現場での着用が一般化し、短期間で需要が急増しました。その結果、生産能力を上回る注文が発生し、流通が追いつかない状況が生まれたと考えられます。
海外製に頼っている
国内で流通するニトリル手袋の多くは、海外工場で生産された製品です。とくに東南アジア地域への依存度が高く、現地の稼働状況や物流事情の影響を受けやすい構造といえます。
感染拡大期には工場の操業制限やコンテナ不足が重なり、輸送の遅延が発生しました。製造拠点が特定地域に集中していることも、供給不安を招く要因となりました。
世界的に需要が拡大している
ニトリル手袋は医療用途だけでなく、食品加工や製造業などでも広く活用されています。感染症対策が世界規模で進んだことで、各国が同時に大量発注を行う状況が続きました。
需要の中心が特定の地域に限られないため、国際市場での争奪が起きやすくなったといえるでしょう。調達先の分散や在庫計画の見直しを検討することが、安定運用につながります。